10分でわかる看護教員のお仕事

ども! 3年過程の看護学校で教員をしていますnaoyukiです。
突然ですが、看護学校の教員の仕事内容てどんなイメージを持ちますか?
「講義」、「実習指導」などをイメージする人が多いかなと思います。
しかし、看護学校の教員の仕事はイメージ通りの内容もありますが、そうでない部分もあります。
看護教員の仕事内容をインターネットで調べても、詳細な内容までは記載されていないことが多くありませんか?
僕が看護教員になる前に、仕事内容を調べても詳細な内容を見つけることはできませんでした。
僕自身のリサーチ能力がなかったのもありますが、看護学校ごとで仕事内容が変わるため、一般的な内容しか書かれないのかなと思います
そこで、看護教員の仕事に興味を持っている方々に向けて、僕が勤めている看護学校の仕事内容を簡単にお伝えして、何らかのお役に立てればと思います。
講義について
僕が勤めている看護学校では、教員は主に看護学に関する講義内容を担当します。
僕が今、担当している科目はがん看護に関する内容で、薬物療法、放射線治療、緩和ケアについて講義をしています。
全15回の講義で一回の講義時間は90分です。
僕が勤めている看護学校は3年B組みたいにクラス制で運営されています。担当する科目は2年次で教える内容であり、僕は3クラス分を担当しますので、15回(講義回数)×3クラスで合計45回分、講義をすることになります。
結構ハードな講義回数です…。
幸いにも、臨床で関わっていた内容なので、経験談も含めて講義内容を考えることができています。
場合によっては、臨床経験がない科目を担当することもあります。また、僕は1つの科目を担当していますが、複数の科目を担当することもあります。
担当する講義科目は、教員の臨床経験や教員歴などを考慮して決められています。
講義資料の準備は大変ですが、臨床での経験を教科書や参考書で根拠づけていくので自分自身の為にもなります。
実習について
もう1つの代表的な仕事内容として実習指導があります。
実習では、基礎看護学実習、成人看護学実習、老年看護学実習、総合看護実習を担当しています。担当する学年は1~3年生になります。
担当するの実習の領域(〇〇看護学実習)は臨床経験が考慮されています。僕は小児看護や母性看護、精神看護、在宅看護の臨床経験がない為、それらの実習を担当はしていません。
1回の実習の期間が3週間のものが多く、年間、5~8回、実習指導をしています。
担当する学生は一回の実習辺り10人~12人ぐらいです。
実習病棟は臨床経験のない疾患を主科とする病棟に行くこともあります。僕も臨床経験のない脳神経外科での実習を担当したことがあります。学生同様、必死に勉強しながら学生の実習指導に当たりました。大変でしたが、脳神経の疾患や治療とその看護に関する知識を得ることができたので、とても良い経験になりました。
クラス運営について
この仕事については聞きなれないかもしれません。
仕事内容は簡単に言うと、高校の担任の先生のような仕事になります。
看護学校には、スポーツ大会や学校祭などの行事があります。それらの行事の支援をします。
他にも、科目の出席時間数の管理や成績の管理などの仕事もあります。
学年によって仕事内容は少し異なります。
僕は今、3年生のクラス担任をしていますので、就職の相談や卒業、国家試験合格に向けて支援が中心になります。
また、実習が一番多いのもこの学年の特徴になります。長期にわたる実習のサポートも重要になります。
学生との関わりが多く、距離が近いのもクラス担任の特徴です。
僕は今年度からクラス担任になりましたが、不慣れであることもあり、悪戦苦闘する毎日です。
まとめ
今回は、僕が勤めている看護学校の仕事内容を①講義、②実習、③クラス運営にわけて簡単に紹介させていただきました。看護教員を考えている人の少しでも役に立てたら嬉しいです。今後は、講義内容をどのように考えているのか、実習指導では何を教えているのかなど、もっと細かく仕事内容を紹介していきたいと思います。